野村万作監修 WORKSHOP
狂言ノススメ その十六
2017年7月8日(土)※公演終了
今年で16回目を迎える本公演は、人間国宝そして文化功労者でもある野村万作によるお話や、一門による狂言のワークショップに続き、狂言を二番上演するという盛りだくさんな構成でお届けする人気企画。ワークショップでは、謡(うたい)を謡ってみたり、狂言のセリフを言ってみたりと、お客様が参加する機会もあり、普段観るのとはちょっと違う角度から狂言に触れることができると好評です。
前半の狂言は「鎌腹(かまばら)」。怠け者で仕事に行かない太郎に怒った妻は、鎌を振りかざして太郎を追い回し…虚栄心と生への執着心が交差する、シテ(太郎)の演技が見どころの作品。後半は、野遊びに出た二人の大名が、太刀を持たせるお供にと通りがかった男に声をかけますが…翻弄される二人の大名に、中世の下剋上が感じられるとともに、動物の物真似や小歌など中世の遊興も楽しめる「二人大名」を上演。
ご挨拶:野村万作
ワークショップ:高野和憲
狂言「鎌腹」
太郎:深田博治
妻:内藤連
仲裁人:岡聡史
後見:飯田豪
狂言「二人大名」
大名:高野和憲
大名:中村修一
通行人:竹山悠樹
後見:岡聡史
2013年公演ワークショップより(月崎晴夫、高野和憲)