Bunkamura30周年記念 セルリアンタワー能楽堂
「渋谷能」 第一夜
2019年3月1日(金)※公演終了
次世代を担う能楽師、劇的に舞う。渋谷に舞う。
国内外から注目され、未来に向けて進化し続ける渋谷に、約650年の歴史を持つ芸能“能楽”の未来を担う若手能楽師が集まり、現代と伝統の世界とを結びます。
記念すべき第一夜は、「翁」。
第一夜の「翁」には、能楽界に新たな風を吹き込み、積極的な活動を行う宝生流家元・宝生和英が出演。Bunkamura 30周年と「渋谷能」開幕に相応しいオープニングとなることでしょう。
◆プログラム
能「翁」
翁:宝生和英
千歳:和久荘太郎
三番三:山本則重
面箱:山本則秀
笛:一噌隆之
小鼓頭取:鵜澤洋太郎
脇鼓:田邊恭資
脇鼓:飯冨孔明
大鼓:亀井広忠
後見:高橋憲正、東川尚史
地頭:武田孝史
五流のシテ方によるトーク
司会:金子直樹
◆あらすじ
「翁」は「能にあって能にあらず」と言われ、役者が烏帽子、裃と言った正装で登場し、舞台上で面を拝しおもむろに付け、天下泰平・五穀豊穣を祈って舞い、また静々と退場して行く、あらすじのない特別な一曲です。そもそも能とは、神に捧げる芸能であり、“お客様は神様のみ”でした。観客を迎え劇場で上演されるようになった現在でも、「翁」は別格とされ、年の初めや記念公演など、特に神に祈りを捧げる場面でなければ上演されない儀式なのです。また観客も儀式に参加する様な、神聖で特別な空気が能楽堂に広がります。
◆みどころ
宝生流家元・宝生和英による「翁」の上演はもちろん、今後の『渋谷能』に出演する、五流儀すべてのシテ方が勢揃い!今後の見どころ、意気込みを後半のトークで語ります。
◆関連企画
[事前講座(第1回)]
該当公演チケットで参加可能な事前講座を実施いたします。
出演:金子直樹、友枝雄人、成田達志
日程:2/28(木)
時間:19:00~
場所:渋谷区文化総合センター大和田 学習室
料金:500円
*人数限定・事前予約制
*該当公演のチケットをお持ちの方は無料。講座当日に必ずチケットをご提示ください。講座開催時に公演チケットの販売もいたします。
*講座料金をお支払いいただいた後公演チケットをお求めいただいた方は公演チケットを割引いたします。(講座当日の販売のみ)
*公演と別の日程での開催。第2回以降の詳細はセルリアンタワー能楽堂HPにて随時告知いたします。
[アフターパーティー]
各回終演後、出演者との懇親会を能楽堂前通路にて開催いたします。
料金:1,500円(ワンドリンク付き)
*人数限定・事前予約制
[クラウドファンディングに挑戦!] *支援の募集は終了いたしました。
新たな試みとして、READYFOR㈱協力のもと、「渋谷能」はクラウドファンディングにも取り組みます。幅広い層に能楽の魅力を伝えるため、様々な角度から世の中にアプローチを図ります。
「渋谷能」クラウドファンディング プロジェクトページはこちら
[関連企画 問合せ/申込み]
セルリアンタワー能楽堂 03-3477-6412
◆主な出演者
宝生 和英(ほうしょう かずふさ)
シテ方宝生流
昭和61年十九代宗家宝生英照の長男として東京に生まれる。祖父英雄・父英照に師事。平成3年「西王母」子方にて初舞台。7年初シテ祝言「岩船」。8年披き「翁」千歳、「鷺」、10年「石橋連獅子」、19年「道成寺」を披く。平成17年宝生宗家代行就任。同20年4月宝生流二十代宗家を襲名。同年10月宝生流第二十代宗家継承披露能にて「翁」披き。東京藝術大学非常勤講師。公益社団法人宝生会常務理事。演能会「和の会」主宰。