万作狂言会
2022年4月23日(土)※公演終了
人間国宝であり、文化功労者の野村万作率いる一門による「万作狂言会」。まず初めに、野村万作本人によるお話。続く狂言は、野遊びに出かけた大名二人が、道中出会った男を無理やり供にして太刀を持たせ、大名に散々からかわれた男が不意に太刀を抜いて大名たちを脅し、次々に持ち物を取り上げて行く「二人大名」(石田幸雄出演)と、主人から恋文を届けるように命じられた太郎冠者と次郎冠者が、文を竹竿に結んで担ぐことにし、能「恋重荷」の一節を謡いながら運んでいるとなぜか文が重く感じるので、ついに文を開けてしまう、二人の小気味よい掛け合いや謡曲も取り込んだ興趣あふれる「文荷」(野村万作出演)の二番です。
お話 野村万作
狂言「二人大名」
道通りの者:石田幸雄
大名:石田淡朗
大名:飯田豪
後見:内藤連
狂言「文荷」
太郎冠者:野村万作
主:岡聡史
次郎冠者:内藤連
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