
「渋谷能」第一夜 金春流
2025年8月29日(金)
次世代を担う能楽師、劇的に舞う。渋谷に舞う。
国内外から注目され、未来に向けて進化し続ける渋谷に、約650年の歴史を持つ芸能“能楽”の未来を担う若手能楽師が集まり、現代と伝統の世界とを結ぶ――
2019年度よりスタートした「渋谷能」は、若手能楽師の芸の研鑽の場として、そしてお客様には末永く出演能楽師を応援していただく企画です。今年度は出演者が曲目を選定し、意欲的に公演に臨みます。
*「渋谷能」全体情報はこちらから
◆プログラム
解説:金子直樹
能「小鍛冶 白頭」
童子/稲荷明神:髙橋忍
小鍛冶宗近:野口能弘
橘道成:野口琢弘
末社の神:山本則重
笛:藤田貴寛
小鼓:吉阪一郎
大鼓:原岡一之
太鼓:大川典良
後見:辻井八郎、井上貴覚
地頭:中村昌弘
[あらすじ]
一条帝の臣下橘道成が名工・三条小鍛冶宗近を訪れ、帝の霊夢を伝え御剣を打つことを命じます。宗近は優れた相槌の者がないと途方にくれ、稲荷明神へ祈願に出かけると一人の童子が現れ、既に勅命を知っており、御剣は必ず成功すると安心させます。童子は日本武尊の草薙剣の物語を語って聞かせ、力を貸そうと言い消えます。宗近は注連縄を張った壇を設え待っていると、稲荷明神の使いの狐が現れ、相槌となって御剣を打ち上げ、表に小鍛冶宗近、裏に子狐と銘を入れ勅使に捧げると再び稲荷山へと帰って行きます。
◆関連企画
[事前講座(第1回)]
該当公演チケットで参加可能な事前講座を実施いたします。
出演:髙橋忍
日程:2025年8月26日(火)
時間:18:30~
場所:セルリアンタワー能楽堂
料金:500円
*事前予約制
*該当公演のチケットをお持ちの方は無料。講座当日に必ずチケットをご提示ください。講座開催時に公演チケットの販売もいたします。
*講座料金をお支払いいただいた後公演チケットをお求めいただいた方は公演チケットを割引いたします。(講座当日の販売のみ)
[関連企画 問合せ/申込み]
セルリアンタワー能楽堂 03-3477-6412
◆能楽鑑賞多言語字幕システム「能サポ」を導入
第一夜~第三夜には、能楽鑑賞に役立つ解説をタブレットでご覧いただける多言語字幕システム「能サポ」を導入いたします。
ご利用希望の方は、当日貸出し受付にてお申し込みください。
※貸出料 1台500円をお支払いいただきます。
※貸出し台数に限りがあります。
・詳細はセルリアンタワー能楽堂までお問い合わせください。
・セルリアンタワー能楽堂 03-3477-6412(平日10:00~18:00)
※「能サポ」とは(外部リンクへ飛びます)
◆主な出演者
髙橋 忍(たかはし しのぶ)
シテ方金春流
1961(昭和36年)奈良県大和郡山市に産まれる。國學院大學久我山高校卒業。國學院大學 法学部法律学科卒業。79世金春信高及び父髙橋汎に師事。1971(昭和46年)能「安宅」の子方で初舞台。1982(昭和57年)能「経政」で初シテ「獅子」、「乱」、「道成寺」、「翁」、「勧進帳」、「起請文」などを開曲。カナダ、ドイツ、フランス、アメリカなどの海外公演に参加。学校での能楽講座を頻繫に行ない、東京や関西を中心とした稽古場で能楽の普及活動に尽力。金春流 座・SQUAREの代表。(公社)金春円満井会 理事長。(公社)能楽協会 東京支部 副支部長。(一社)日本能楽会理事。重要無形文化財 総合指定保持者。
「渋谷能」の公演チケットとセルリアンタワー東急ホテルのレストランとのタイアップを1回券でも開催!<タイアップ付きチケット>をオンラインチケットMY Bunkamuraで販売します。店舗詳細は決まり次第当ホームページにてお知らせいたします。