
定期能六月-宝生流-
セルリアンタワー能楽堂開場二十五周年記念
定期能六月-宝生流-
2026年6月13日(土)
第一部は宗家・宝生和英が舞う能「俊寛」。高倉帝の中宮徳子御安産の祈祷の大赦があり、平家討伐の陰謀が発覚して鬼界島に流されていた流人も赦される事となり赦免使が島に向かいます。俊寛僧都と丹波少将成経、平判官康頼の元へも赦免使が到着し赦免状を示しますが、俊寛の名が無く、赦免使も俊寛は残島させよとのことであったと告げます。二人を乗せて漕ぎ出す船のとも綱に取りすがりますが及ばず、俊寛の嘆きを残して消え去って行きます。「俊寛」という専用の面をかける、それだけ他に類のない個性的な役柄と言えます。
第二部は武田孝史による能「野守 白頭」。羽国羽黒山の山伏が大和国春日野で野守の老人に出会い、このあたりの野守の鏡の池についてその名の謂れは野を守る鬼神の持つ鏡である事、帝の鷹狩りでその鏡が鷹を捜し当てた事などをを聞きます。山伏が塚の前で祈りながら待つと夜更けて野守の鬼神が現われ、鏡に天上界から地獄の底までを映して見せ、それを山伏に与え、再び地獄へと消え行きます。
狂言は大蔵流山本東次郎家による「呂蓮」と「蚊相撲」。各部とも冒頭に上演演目の解説があります。
<第一部>
狂言「呂蓮」
出家:山本東次郎
宿主:山本則孝
妻:山本凜太郎
能「俊寛」
俊寛僧都:宝生和英
丹波少将成経:上野能寛
平判官康頼:田崎甫
赦免使:宝生常三
赦免使の従者:山本泰太郎
笛:小野寺竜一
小鼓:鵜澤洋太郎
大鼓:國川純
後見:大坪喜美雄、小倉健太郎
地頭:朝倉俊樹
<第二部>
狂言「蚊相撲」
大名:山本則重
太郎冠者:山本則秀
蚊の精:山本凜太郎
能「野守 白頭」
野守の翁/鬼神:武田孝史
山伏:宝生常三
所の者:山本東次郎
笛:小野寺竜一
小鼓:鵜澤洋太郎
大鼓:佃良太郎
太鼓:小寺真佐人
後見:野月聡、小倉伸二郎
地頭:大友順
解説:金子直樹(両部とも)



