【本和菓衆】和菓子のご紹介

『コクヨ PRESENTS「渋谷能」』でご協力をいただいている全国老舗和菓子店の若主人たちが結成したグループ“本和菓衆のお菓子を佐藤寛泰師と谷友矩師にご試食いただきました。
第一夜の演目「氷室」から着想を得た「本和菓衆」×「渋谷能」特別コラボレーションのお菓子など、当日は来場特典の和菓子プレゼントをお楽しみに!

 
薄々氷荷:田中屋せんべい総本家(岐阜)
「氷室」の最後の場面に登場する薄氷。
その時代の貴人はどれほどの涼感を得たんだろう?と想像しながら、その冷たさを薄荷(はっか・ミント)で表現しました。玉子せんべい生地にミント茶葉を練り込んだ天然自然の味わいです。
【感想】ミントの香りがして甘すぎず、どんどん食べられます。おいしいです。


氷室山:彩雲堂(島根)
山の精髄・霊薬とされる氷はどんな味だろうかと想像しながら創作しました。
砂糖と寒天を煮詰めた後、冷やして作る寒氷に、ほのかにクロモジの香りを加えています。
【感想】他ではなかなか味わえないクロモジの香りがして、清涼感がよくおいしいです。見た目も氷のイメージがよく伝わります。


氷室守:乃し梅本舗 佐藤屋(山形)
伝統の琥珀糖を「完熟梅」、「ラムと黒糖」の二種にて。三角の形状は氷片を、また色合いは装束よりイメージしました。
【感想】しっかり砂糖でコーティングされていて、食感がざくざくしていて氷が割れるような感じが良く伝わりますね。おいしいです。


回/Re-Fruit:五勝手屋本舗(北海道)
英語【Re-】は、「再び」を意味する接頭辞です。乾燥させた果実の中に羊羹を詰めて、元のたたずまいを蘇らせた和菓子です。一度、平たく干された果実が、職人の手により再び立体的なかたちを得る、元とはまた違った味に蘇った果実をお楽しみください。
【感想】思ったより甘すぎず、おいしいです。どうやって作ったんでしょうか。お酒のつまみのような感覚でも食べられそうです。

<コメント>
どれもとてもおいしいです。「氷室」の雪や氷、夏のような限られたキーワードから短期間でよく構想がでてくるものですね!自然の素材をつかって、清涼感のある見た目など色々と考えて作られていることがわかり、感心しました。
食べたあとの感触もそれぞれ違って、楽しめました。
ゆったりした時間を過ごすことができました。


各店舗のHPはこちら(外部サイトに移動します)
田中屋せんべい総本家(岐阜):http://tanakaya-senbei.jp/
彩雲堂(島根):https://www.saiundo.co.jp/
乃し梅本舗 佐藤屋(山形):https://satoya-matsubei.com/
五勝手屋本舗(北海道):http://www.gokatteya.co.jp/