コクヨ PRESENTS
「渋谷能」 第三夜 金剛流
2023年1月13日(金)※公演終了
次世代を担う能楽師、劇的に舞う。渋谷に舞う。
国内外から注目され、未来に向けて進化し続ける渋谷に、約650年の歴史を持つ芸能“能楽”の未来を担う若手能楽師が集まり、現代と伝統の世界とを結ぶ――
2022年度のテーマは「源氏物語」。日本のもっとも有名な古典文学であり、様々な文化、芸能に影響を与えた作品で、能楽にも多くの曲を残し、能楽界、観客に親しまれています。その中から、荒れ果てた屋敷で物の怪に襲われて儚く息絶えてしまう、夕顔の哀れな運命が描かれる「夕顔」(金春流)、光源氏への想いを断ち切るために苦悩する六条御息所を描く「野宮」(観世流)、光源氏の息子・夕霧との道ならぬ恋に惑う、金剛流の専有曲「落葉」(金剛流)の三曲の能を上演いたします。
◆プログラム
解説:金子直樹
能「落葉」
女/落葉宮:宇髙竜成
旅僧:有松遼一
所の者:大藏教義
笛:一噌幸弘
小鼓:田邊恭資
大鼓:大倉栄太郎
後見:豊嶋幸洋、惣明貞助
地頭:種田道一
[あらすじ]旅の僧が小野の里で『源氏物語』の浮舟の回向をしていると、里の女が現れて浮舟ばかりを回向するのかととがめ、落葉宮の旧跡に案内し辺りの名所を教え、自分は落葉宮の亡身であると言って去ります。その夜、僧の夢に落葉宮の霊が現れ、夫の柏木が自分の妹の女三の宮を深く愛していた事、柏木の死後光源氏の息子の夕霧が落葉宮のもとに通った事などを語り、その罪を払って成仏させて欲しいと願い舞を舞い、やがて僧の回向を受けて消え行きます。
この曲は金剛流のみに残る曲です。1961年に二十五世金剛流宗家・金剛巌が復曲し、以来現行曲となりました。
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◆関連企画
[事前講座(第3回)]
該当公演チケットで参加可能な事前講座を実施いたします。
出演:宇髙竜成
日程:12/22(木)
時間:18:30~
場所:セルリアンタワー能楽堂
料金:500円
*人数限定・事前予約制
*該当公演のチケットをお持ちの方は無料。講座当日に必ずチケットをご提示ください。講座開催時に公演チケットの販売もいたします。
*講座料金をお支払いいただいた後公演チケットをお求めいただいた方は公演チケットを割引いたします。(講座当日の販売のみ)
[関連企画 問合せ/申込み]
セルリアンタワー能楽堂 03-3477-6412
◆能楽鑑賞多言語字幕システム「能サポ」を導入
第一夜~第三夜には、能楽鑑賞に役立つ解説をタブレットでご覧いただける多言語字幕システム「能サポ」を導入いたします。
ご利用希望の方は、当日貸出し受付にてお申し込みください。
※貸出料 1台500円をお支払いいただきます。
※貸出し台数に限りがあります。
・詳細はセルリアンタワー能楽堂までお問い合わせください。
・ セルリアンタワー能楽堂 03-3477-6412(平日10:00~18:00)
※「能サポ」とは(外部リンクへ飛びます)
◆各種問合せ/申込み
セルリアンタワー能楽堂 03-3477-6412(平日10:00~18:00)
◆主な出演者
宇髙 竜成(うだか たつしげ)
シテ方金剛流
昭和五六年生まれ。二十六世金剛流宗家・金剛永謹、及び父・宇高通成に師事。初舞台は三歳。子方時代を経て、プロの能楽師となる。舞台活動の傍ら、初心者にもわかりやすく楽しめる「能楽ワークショップ」を企画し、フランス、韓国、アメリカなど海外でもワークショップを行う。平成二十七年より自主公演「竜成の会」を主催。現在京都を中心に活動中。公益社団法人能楽協会会員。
※東京都感染防止期間における【イベント開催時のチェックリスト】はこちら(2022.12.6)