能の魅力を知る
狂いと狂乱-松風-
2020年8月22日(土)※公演終了
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/report/2020/14/
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「能の魅力を知る」シリーズ第5弾、今回のテーマは「狂いと狂乱」。いずれも“狂”と言う字を使った描写ですが、今回はこの二つの相違点に着目します。「狂い」とは恋人や我が子など愛しい人と別れた事で正気を失い、探してさまよい歩きやがてその目的を達すると我に返る事、「狂乱」は平静な中で思いが募って一時的に興奮状態になる様を言います。今は亡き恋しい男との懐かしい思い出を語り、形見の烏帽子狩衣を身に着け狂おしく舞う「松風」(狂乱)と、恋人への恋慕のあまり物狂いとなりさまよい、取り交わした扇を中心に一途な恋心を描き出す「班女」(狂い)の2曲を8月、10月に渡り上演いたします。
*10月23日「狂いと狂乱-班女-」公演詳細はこちら
解説 金子直樹
能「松風」
松風:友枝雄人
村雨:内田成信
旅僧:宝生欣哉
須磨の浦人:山本則孝
笛:竹市学
小鼓:成田達志
大鼓:大倉慶乃助
後見:狩野了一、佐藤寛泰
地頭:香川靖嗣