能の魅力を知る
狂いと狂乱-班女-
2020年10月23日(金)※公演終了
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/report/2020/14/
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「能の魅力を知る」シリーズ第5弾、今回のテーマは「狂いと狂乱」。いずれも“狂”と言う字を使った描写ですが、今回はこの二つの相違点に着目します。「狂い」とは恋人や我が子など愛しい人と別れた事で正気を失い、探してさまよい歩きやがてその目的を達すると我に返る事、「狂乱」は平静な中で思いが募って一時的に興奮状態になる様を言います。今は亡き恋しい男との懐かしい思い出を語り、形見の烏帽子狩衣を身に着け狂おしく舞う「松風」(狂乱)と、恋人への恋慕のあまり物狂いとなりさまよい、取り交わした扇を中心に一途な恋心を描き出す「班女」(狂い)の2曲を8月、10月に渡り上演いたします。
*8月22日「狂いと狂乱-松風-」公演詳細はこちら
解説 金子直樹
能「班女」
花子:友枝雄人
吉田少将:福王和幸
従者:村瀬提
従者:矢野昌平
野上の宿の長:山本則孝
笛:左鴻泰弘
小鼓:成田達志
大鼓:亀井洋佑
後見:金子敬一郎、友枝雄太郎
地頭:大村定