コクヨ PRESENTS
「渋谷能」 第四夜 千秋楽
2023年3月20日(月)
※公演終了
次世代を担う能楽師、劇的に舞う。渋谷に舞う。
国内外から注目され、未来に向けて進化し続ける渋谷に、約650年の歴史を持つ芸能“能楽”の未来を担う若手能楽師が集まり、現代と伝統の世界とを結ぶ――
2022年度のテーマは「源氏物語」。日本のもっとも有名な古典文学であり、様々な文化、芸能に影響を与えた作品で、能楽にも多くの曲を残し、能楽界、観客に親しまれています。その中から、荒れ果てた屋敷で物の怪に襲われて儚く息絶えてしまう、夕顔の哀れな運命が描かれる「夕顔」(金春流)、光源氏への想いを断ち切るために苦悩する六条御息所を描く「野宮」(観世流)、光源氏の息子・夕霧との道ならぬ恋に惑う、金剛流の専有曲「落葉」(金剛流)の三曲の能を上演。
*「渋谷能」全体情報はこちらから
第四夜はシテ方五流が勢揃いします。今年演能の無かった喜多流と宝生流は舞囃子を、演能のあった観世流、金春流、金剛流は、能の謡の中で聴かせどころ、舞の見せどころの部分を取り出した「段物」と呼ばれる仕舞で技を競います。そして千秋楽は狂言も上演。大蔵流・西の善竹家と東の山本家の競演で「磁石」を上演いたします。
◆プログラム
解説 金子直樹
舞囃子「清経」
佐藤寛泰
笛:杉信太朗
小鼓:森澤勇司
大鼓:白坂信行
地謡:佐々木多門、友枝真也、佐藤陽、金子龍晟
仕舞「笹之段」
観世淳夫
地謡:長山桂三、鵜澤光、安藤貴康、小早川泰輝
仕舞「玉ノ段」
本田芳樹
地謡:辻井八郎、井上貴覚、本田布由樹、中村昌弘
仕舞「笠之段」
金剛龍謹
地謡:宇髙竜成、宇髙徳成、山田伊純、見越英明
舞囃子「雲林院」
髙橋憲正
笛:杉信太朗
小鼓:森澤勇司
大鼓:白坂信行
太鼓:大川典良
地謡:和久荘太郎、澤田宏司、辰巳大二郎、木谷哲也
狂言「磁石」
すっぱ:善竹隆平
見付の者:山本則秀
亭主:山本則重
後見:若松隆
クロージングトーク
※東京都感染防止期間における【イベント開催時のチェックリスト】はこちら(2023.3.17)