コクヨ PRESENTS
「渋谷能」 第一夜 金春流
2022年8月3日(水)※公演終了
次世代を担う能楽師、劇的に舞う。渋谷に舞う。
国内外から注目され、未来に向けて進化し続ける渋谷に、約650年の歴史を持つ芸能“能楽”の未来を担う若手能楽師が集まり、現代と伝統の世界とを結ぶ――
2022年度のテーマは「源氏物語」。日本のもっとも有名な古典文学であり、様々な文化、芸能に影響を与えた作品で、能楽にも多くの曲を残し、能楽界、観客に親しまれています。その中から、荒れ果てた屋敷で物の怪に襲われて儚く息絶えてしまう、夕顔の哀れな運命が描かれる「夕顔」(金春流)、光源氏への想いを断ち切るために苦悩する六条御息所を描く「野宮」(観世流)、光源氏の息子・夕霧との道ならぬ恋に惑う、金剛流の専有曲「落葉」(金剛流)の三曲の能を上演いたします。
*「渋谷能」全体情報はこちらから
◆プログラム
解説:金子直樹
能「夕顔」
都の女/夕顔の上の霊:中村昌弘
旅僧:殿田謙吉
従僧:則久英志、大日方寛
所の者:善竹大二郎
笛:竹市学
小鼓:鵜澤洋太郎
大鼓:柿原弘和
後見:金春憲和、井上貴覚
地頭:髙橋忍
[あらすじ]
旅の僧が五条あたりを通りかかると、ある家から一人の女が現れます。女が、光源氏が夕顔の女と契りを結ぶようになったが河原の院で夕顔の女は物の怪に憑かれ、帰らぬ人になったと語り姿を消します。土地の者から夕顔の女の事を聞き、僧が弔っていると夕顔の女の霊が現れ、恋の乱れに心を奪われているので、迷いを晴らして欲しいと頼みます。夕顔の霊は当時を思い出して舞を舞い、法華経の功徳によって成仏できると喜び消え行きます。
金春流では長く上演されていませんでしたが、2018年に八十世宗家・金春安明によって400年ぶりに復曲されました。
---
◆関連企画
[事前講座(第1回)]
該当公演チケットで参加可能な事前講座を実施いたします。
出演:中村昌弘
日程:7/27(水)
時間:18:30~
場所:セルリアンタワー能楽堂
料金:500円
*人数限定・事前予約制
*該当公演のチケットをお持ちの方は無料。講座当日に必ずチケットをご提示ください。講座開催時に公演チケットの販売もいたします。
*講座料金をお支払いいただいた後公演チケットをお求めいただいた方は公演チケットを割引いたします。(講座当日の販売のみ)
[関連企画 問合せ/申込み]
セルリアンタワー能楽堂 03-3477-6412
◆能楽鑑賞多言語字幕システム「能サポ」を導入
第一夜~第三夜には、能楽鑑賞に役立つ解説をタブレットでご覧いただける多言語字幕システム「能サポ」を導入いたします。
ご利用希望の方は、当日貸出し受付にてお申し込みください。
※貸出料 1台500円をお支払いいただきます。
※貸出し台数に限りがあります。
・詳細はセルリアンタワー能楽堂までお問い合わせください。
・ セルリアンタワー能楽堂 03-3477-6412(平日10:00~18:00)
※「能サポ」とは(外部リンクへ飛びます)
◆各種問合せ/申込み
セルリアンタワー能楽堂 03-3477-6412(平日10:00~18:00)
◆主な出演者
中村 昌弘(なかむら まさひろ)
シテ方金春流
昭和五三年生まれ。七九世宗家金春信高、髙橋万紗、髙橋忍に師事。昭和六十年能「桜川」子方で初舞台。現在までに「石橋」「乱」「道成寺」を披く。未就学児から大学生まで各種教育機関のほか、古民家やギャラリー、カフェ等でも積極的に講座を開催し普及を行う。(公社)金春円満井会理事、狛江能楽普及会代表、音楽の街―狛江エコルマ企画委員、狛江青年会議所第三七代理事長。公益社団法人能楽協会会員。
※東京都感染防止期間における【イベント開催時のチェックリスト】はこちら(2022.7.23)